錯視が紐解く視空間モデル
西本 博之 氏(大阪産業大学 デザイン工学部 情報システム学科 教授)
AI・データ利活用研究会 第69回
錯視が紐解く視空間モデル
西本 博之 氏(大阪産業大学 デザイン工学部 情報システム学科 教授)
錯視のメカニズムを紐解くと,ヘリング錯視が示唆するように視空間が球体であることに気づく.視点から消失点までの距離を半径とする球体である.ここで視空間を単位球とすると,任意の点におけるスケールの観測性は,視線との偏角θの微分方程式で表される.この視空間モデルにより,直線的に動くロケットの弾道が楕円であることや,認知距離(距離感)の変化を確率として示すことができる.この視空間モデルは,リーマン球と異なり三次元方向に無限遠点(消失点)が存在する複素射影空間となる.
この研究のモチベーションは,錯視画像を用いて高齢者の画像認識能力を測定することであるが,せん妄のリスクから臨床研究の立案には至っていない.このように臨床試験はいつでも実行できるわけではなく,倫理的な観点から試験デザインが変形されることも珍しくはない.医療統計家は,このようにして収集されるヘルスケアデータの特性を理解し,因果関係を慎重に議論する必要がある.
講師: | 西本 博之 氏(大阪産業大学 デザイン工学部 情報システム学科 教授) |
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テーマ: | AI・データ利活用研究会 第69回 |
日時: | 2024年05月17日(金) 講演 18:00-19:00 質疑 19:00-20:00 |
場所: | オンライン開催 |
参加費: | 無料 |
参加方法: | Zoomウェビナーを用いたオンラインでの開催となります。 開催時刻:2024年5月17日 06:00 PM 大阪、札幌、東京 トピック:AI・データ利活用研究会 第69回 このウェビナーに事前登録する: https://zoom.us/webinar/register/WN_HcKQNp0jQ5ejP_JNEo5IsQ ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。 |
アクセス: | オンライン開催 |
お問い合せ: | 本ウェブサイトの「お問い合せ」のページをご参照ください。 |